思い出
今日はいよいよ東海道ブルトレの最終日。
普段と同じ姿と分かっていても、やっぱり雨の中でかけてきました。
いよいよ最後の姿が近づいてくると、遠くのほうから汽笛が聞こえてきました。
そんな汽笛と共にいろいろな思い出がよみがえってきました。
幼稚園の頃友達と「でぐも」と「いずも」で口論したこと。
憧れの思いで読んだケイブンシャ文庫「特急急行大百科」A個室の記事。
小田原城の展望台から見た生まれてはじめて見るブルトレの姿。
ねだってねだって父親に小田急百貨店で買ってもらった18面のブルトレ筆箱。
ほんとは「さくら」号まで見たかった横浜駅でのブルトレ記念撮影。
読みふけったコロタン文庫「ブルートレイン大百科」
自分も大人になったと実感した憧れのA個室乗車…
いろんなことを思い出して曇るファインダーの中、シャッターを切り続けました。
列車に手を振ると、機関士さんも手を振って汽笛で応えてくれました。
ずっとずっと手を振り続けました。
いつまでも、いつまでも。
… 必死に手をふるその後ろ姿は、
幼少の自分の姿だったのかもしれません …
さよなら、憧れの東海道ブルトレ。
どうもありがとう。
お見送り
今日は富士はやぶさ最終日。カメラをカバンに忍ばせて出社しました。
準備万端なこういう日に限って、会社の打ち合わせが長引きます。「あと、5分長引いたら諦めよう。そう思った時に打ち合わせが終わりました。
脱兎のように会社を飛び出すと、小田原駅まで大急ぎで向かいます。駅に着くと9001レ通過まで5分前!ダッシュで階段を駆け上がりました。ギリギリで準備を終わらせると、もう接近の放送がかかっていました。
何とか撮影したのですが最後の姿はこの通り。ブレ写真と芯のない流し撮りになってしまいました。
でも、これでもいいんです。最後の姿を見られただけ十分です。
これからは自分の中でカッコいいブルトレにいつでも逢えるんですから…