思い出を重ねて
2018-06-30
今日はとある親子の昔話をご紹介。ちょっと長文ですが、お許しくださいませ。
30ウン年前、とある親子が小田急沿線に住んでいました。
父親は新宿にある小さな会社のサラリーマン。子供は生まれてからずっと電車好き。たまに父親と一緒に会社に遊びに行くのが大好きな小田急電車博士でした。
いつもの往復は開けた窓からの風が涼しくて、イスもフカフカの急行電車。帰りは新宿駅ホームの足元ランプを目印に始発電車を待って、運転台のすぐ後のシートが指定席になっていました。
こんな親子もたまにロマンスカーで帰る特別な日があって、その日はとてもうれしくて、電車博士は朝に買った特急券を帰りまで何度も何度も見返すのでした。
そんな時に登場したのが新型ロマンスカーLSE。NSEやSSEが多い中にあって、直線的でスマートで、橙と黄色の鮮やかなシートのロマンスカーに乗れれば、電車博士はそれはそれは大興奮でした。
たまの贅沢な帰り道。父親の定番は走る喫茶室のコーラとウイスキーと崎陽軒のシュウマイ。コークハイをチビチビやりながら、隣に座る電車博士をニコニコ楽しそうに見ている父親の姿が印象的でした。
…………………
あれから30ウン年、大人になった電車博士は憧れのLSE展望席に乗っていました。もちろん、目の前にはあの頃のようにコークハイとシュウマイ。

流れる景色を見ながら幼い頃を振り返りかえる短いひと時。
昔からの馴染みの風景も、展望席からみればそれは特別なものに変わりました。
ふと目をつぶれば、隣の席に誰かが座っている気がします。それは憧れのLSE展望席に目を輝かせる、私にそっくりな幼い顔の電車博士だったのかもしれません…
懐かしく、また短い時間はあっという間に過ぎてしまいます。
終着駅のホームで現実の世界に戻っても、昔の憧れの姿のままLSEが最後のお見送りをしてくれました。
最後にLSEの展望席に乗ることが出来てよかったです。
短い間でしたが、幼い頃の思い出に浸ったひと時、いい思い出になりました。
最後までお読みいただき有難うございます。駄文・長文大変失礼いたしました。
30ウン年前、とある親子が小田急沿線に住んでいました。
父親は新宿にある小さな会社のサラリーマン。子供は生まれてからずっと電車好き。たまに父親と一緒に会社に遊びに行くのが大好きな小田急電車博士でした。
いつもの往復は開けた窓からの風が涼しくて、イスもフカフカの急行電車。帰りは新宿駅ホームの足元ランプを目印に始発電車を待って、運転台のすぐ後のシートが指定席になっていました。
こんな親子もたまにロマンスカーで帰る特別な日があって、その日はとてもうれしくて、電車博士は朝に買った特急券を帰りまで何度も何度も見返すのでした。
そんな時に登場したのが新型ロマンスカーLSE。NSEやSSEが多い中にあって、直線的でスマートで、橙と黄色の鮮やかなシートのロマンスカーに乗れれば、電車博士はそれはそれは大興奮でした。
たまの贅沢な帰り道。父親の定番は走る喫茶室のコーラとウイスキーと崎陽軒のシュウマイ。コークハイをチビチビやりながら、隣に座る電車博士をニコニコ楽しそうに見ている父親の姿が印象的でした。
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あれから30ウン年、大人になった電車博士は憧れのLSE展望席に乗っていました。もちろん、目の前にはあの頃のようにコークハイとシュウマイ。

昔からの馴染みの風景も、展望席からみればそれは特別なものに変わりました。
ふと目をつぶれば、隣の席に誰かが座っている気がします。それは憧れのLSE展望席に目を輝かせる、私にそっくりな幼い顔の電車博士だったのかもしれません…
懐かしく、また短い時間はあっという間に過ぎてしまいます。
終着駅のホームで現実の世界に戻っても、昔の憧れの姿のままLSEが最後のお見送りをしてくれました。
最後にLSEの展望席に乗ることが出来てよかったです。
短い間でしたが、幼い頃の思い出に浸ったひと時、いい思い出になりました。
最後までお読みいただき有難うございます。駄文・長文大変失礼いたしました。